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旅行

ANA国内線特典航空券の旧制度、期限切れ後はどうする? 2026年制度変更後の確認ポイント

2026年8月現在、2026年5月18日までに搭乗する予定だったANA国内線特典航空券は、通常の自己都合による払い戻し期限をすでに過ぎています。

そのため、今から通常の手続きを使って特典航空券を払い戻し、使ったマイルを戻してもらえるとは限りません。ただし、予約の状況や搭乗できなかった理由によっては、ANAへの確認が必要なケースもあります。

この記事では、

まず自分の予約が現在どのような状態なのかを確認し、例外的な対応を受けられる可能性がある場合に、ANAへ何を確認すればよいのか

をわかりやすく整理します。

「制度変更前に予約した=旧制度」とは限らない

まず確認したいのは、いつ予約・発券したかではなく、いつ搭乗する航空券なのかです。

ANAでは、制度変更にともなう特典航空券の取り扱いを、主に次の2つに分けています。

  • 2026年5月18日までの搭乗分
  • 2026年5月19日以降の搭乗分

ここで注意したいのは、2026年5月19日以降に搭乗する航空券は、制度変更前から予約できたという点です。

そのため、

「制度変更前に予約したから、旧制度の航空券」

とは限りません。

自分の航空券がどちらのルールで扱われるのかを確認するときは、予約した日だけで判断せず、実際の搭乗日と予約内容を確認することが大切です。

詳しい取り扱いは、ANAマイレージクラブ会員サービスの各種取り扱いと、自分の予約詳細を照らし合わせてご確認ください。

有効期限が残っていても、5月19日以降には変更できなかった

旧制度のANA国内線特典航空券には、少しわかりにくい注意点がありました。それは、航空券そのものの有効期限が残っていても、2026年5月19日以降の便には変更できなかったことです。

つまり、

「まだ有効期限内だから、5月19日以降の便にも変更できる」

とはならなかったということです。

2026年5月19日以降の便に乗りたい場合は、当時の決められた期限までに、「いったん旧制度の特典航空券を払い戻し、新制度であらためて特典航空券を取り直す」必要がありました。

この点は、ANAの制度刷新案内でも案内されています。

ここで重要なことは、「航空券の有効期限が残っていること」と「制度変更後もその航空券を使えること」は別の話だった、という点です。

まず確認してほしい3つのこと

「自分の特典航空券はどうなっているのだろう」と思ったら、まず次の3点を確認してください。

  1. 予約詳細に表示されている最初の搭乗日
  2. すべての区間が未使用か、それとも一部だけ利用したか
  3. 欠航・悪天候・機材故障など、自分の都合以外で乗れなかった事情がなかったか

特に重要なのが、3つ目の「乗れなかった理由」です。

通常の自己都合による払い戻しは、すべての区間が未使用であることが条件でした。一方、欠航や悪天候などで利用できなかった場合は、自己都合とは別のルールが適用されます。そのため、通常の払い戻し期限や手数料をそのまま当てはめて考えてはいけません。

理由ごとの取り扱いは、ANA国内線特典航空券の変更・払い戻しで確認できます。

単に乗らなかった場合はどうなる?

「予定が変わって乗らなかった」「変更や払い戻しの手続きを忘れていた」といった自己都合の場合、通常の期限を過ぎたあとでも救済できるとする一般的な公式ルールは、現時点では確認できません。そのため、「問い合わせれば必ずマイルが戻る」と期待するのは避けたほうがよいでしょう。

一方で、

  • 欠航など航空会社側の事情があった
  • 悪天候の影響を受けた
  • 予約や手続きの際にシステム上の問題があった

といった事情がある場合は、当時の予約内容や状況を整理したうえで、ANAに個別に確認する余地があります。ただし、個別に問い合わせたからといって、マイルの返還が保証されるわけではありません。

ここから先では、

  • 旧制度と新制度を間違えないための判定表
  • ANAの予約詳細画面で確認する項目
  • 問い合わせ前に確認しておくチェックリスト
  • ANAに状況を伝えるときのテンプレート

をまとめます。

通常の払い戻し期限がすでに終わっている今だからこそ、「確認するべきことを確認せずに問い合わせてしまう」「ANA側とうまく話がかみ合わない」といった失敗を減らすための内容にしています。

1. まず「発券日」ではなく「搭乗日」を確認する

次の表は、今回確認したANA公式の条件を、2026年5月18日までの搭乗分2026年5月19日以降の搭乗分に分けて整理したものです。

画像

この表を見るときに、最初に気をつけたいのが、「いつ発券したか」だけで旧制度・新制度を判断しないことです。

まずANAの予約詳細を開き、実際の「搭乗日」が2026年5月18日までなのか、5月19日以降なのかを確認してください。そのうえで、ANA公式ページの該当する案内と照らし合わせると、自分の予約がどちらのルールで扱われるのかを整理しやすくなります。

今回のように制度変更の前後でルールが変わっているケースでは、「予約した日」よりも「どの搭乗日に対する予約なのか」を確認することが第一歩です。

2. 旧制度側の通常条件を確認する

2026年5月18日までの搭乗分として扱われる旧制度側では、自己都合で特典航空券を払い戻す場合、主に次の条件がありました。

  • すべての区間が未使用であること
  • 第一区間の予約便が出発する前に手続きすること
  • 原則として、1名につき3,000マイルの取消手数料がかかること
  • 取り消し手数料は1区間ずつ別々に予約・発券していた場合は、1名・1区間につき3,000マイルとなること
  • 払い戻し時点ですでに有効期限が切れているマイルは、口座に戻らないこと
  • キャンペーンなどで発券した航空券は、通常とは別の条件が設定されている場合があること

詳しい条件は、ANA国内線特典航空券の変更・払い戻しで確認できます。

「30日以内なら払い戻せる」とは限らない

ここは特に注意が必要です。

ANAの案内には「有効期間満了日の翌日から30日以内」といった記載がありますが、この部分だけを見て、「予約便が出発したあとでも30日以内なら払い戻せる」と考えるのは危険です。同じ払い戻し条件には、第一区間の予約便が出発する前に手続きすることや、第一旅程便の出発後は対象外となる条件も示されています。

また、今回の制度移行に関する案内でも、旧制度側の通常の払い戻しは第一区間の予約便出発前までとされています。そのため、2026年8月現在、2026年5月18日までの搭乗分については、通常の自己都合による払い戻し期限はすでに過ぎていると考えるのが基本です。「30日以内」という一部分だけで判断せず、出発前という条件もあわせて確認することが大切です。

3. 「3,000円」と「3,000マイル」を混同しない

ここは、旧制度と新制度で大きく違うポイントです。

2026年5月18日までの搭乗分として扱われる旧制度側では、自己都合で払い戻す場合、原則として3,000マイルの取消手数料がかかりました。一方、2026年5月19日以降の搭乗分に適用される新制度側では、Webでの払い戻し時に、3,000円のカード決済または3,000マイルから選べる仕組みになっています。

そのため、

「ANAの特典航空券は3,000円を払えば払い戻せる」

と一律に考えないよう注意してください。

旧制度側の航空券については、3,000円の現金払いを選べる制度ではなく、原則3,000マイルの取消手数料として案内されています。詳しい条件を確認するときは、ANAの変更・払い戻し条件で、自分の搭乗日に該当する見出しを確認してください。

現金で手数料を払っても、期限切れマイルは復活しない

もう1つ注意したいのが、マイルの有効期限です。新制度側では取消手数料を3,000円で支払える場合がありますが、現金で手数料を払えば、すでに有効期限が切れたマイルまで戻ってくるわけではありません。

つまり、

「取消手数料を何で払うか」と「元のマイルが返ってくるか」は別の問題

として考える必要があります。

4. 予約内容を一度整理する

ANAへ問い合わせる前に、まず自分の予約内容を整理しておきましょう。

次の表を埋めておくと、問い合わせ時に状況を説明しやすくなります。分からない項目は無理に推測せず、「不明」と書いておけば大丈夫です。

画像

「往復で1つの予約」か「片道ずつ別予約」かを確認する

特に確認しておきたいのが、往復分を1つの特典航空券として発券したのか、それとも片道ずつ別々に発券したのかです。見た目は同じ往復旅行でも、予約・発券の方法によって払い戻し時の扱いが変わることがあります。

旧制度側では、1区間ずつ別々に予約・発券していた場合、1名・1区間につき3,000マイルの取消手数料となる条件がありました。そのため、ANAへ問い合わせる前に、予約一覧や予約確認メールを見ながら、「何枚の特典航空券として発券されていたのか」まで確認しておくことが大切です。

5. 「自己都合」と「運航上の事情」を分けて考える

特典航空券を使えなかった理由によって、払い戻しの扱いが変わることがあります。

特に、次のような事情があった場合は、通常の「自己都合による払い戻し」とは分けて確認してください。

  • 悪天候による欠航や大きな運航変更があった
  • 機材故障など、ANA側の事情で搭乗できなかった
  • システム上の不具合があった
  • ANAから特別な取り扱いが公式に案内されていた

このような場合は、通常の自己都合とは異なり、取消手数料や手続き期限、一部区間をすでに利用していた場合の扱いが変わることがあります。

ただし、ここで注意したいのは、特別な取り扱いにも手続き期限があるということです。当時は特別対応の対象だったとしても、2026年8月現在でも同じ手続きを受けられるとは限りません。

当時の記録が残っていれば保存する

次のような資料が残っている場合は、削除せずに保存しておきましょう。

  • 予約内容が分かる画面
  • 欠航や運航変更のお知らせ
  • ANAから届いたメール
  • 手続き中に表示されたエラー画面
  • 変更や払い戻しを試した日時が分かる記録

できれば、いつの出来事なのか分かる状態で保存しておくことが大切です。

ANAへ問い合わせる際は、

「なぜ搭乗できなかったのか」「いつ手続きを試したのか」「当時どのような案内やエラーがあったのか」

を具体的に伝えられるようにしておくと、状況を確認してもらいやすくなります。

なお、こうした事情があったからといって、必ず払い戻しやマイル返還を受けられるとは限りません。最終的な取り扱いは、予約記録や当時の状況をもとにANAへ確認する必要があります。

6. PFCとコードシェア便も確認する

特典航空券を確認するときは、マイルだけでなく、PFCコードシェア便についても見ておきましょう。

PFCとは?

PFCとは、対象となる空港を利用するときにかかる旅客施設使用料のことです。これはマイルで支払うものではなく、特典航空券を発券するときに、クレジットカードなどで別に支払う費用です。

ANA公式では、未使用の特典航空券を通常の条件に従って払い戻す場合、未使用区間のPFCも払い戻すと案内しています。ただし、今回のように特典航空券そのものの通常の払い戻し期限をすでに過ぎている場合に、PFCだけをあとから返金してもらえるとは公式案内から断定できません。

そのため、PFCを支払っていた場合は、金額や支払記録も確認したうえで、

「特典航空券の通常の払い戻し期限は過ぎているが、未使用区間のPFCについて返金可能か」

をANAに確認してください。

このように、PFCの返金についても、特典航空券の払い戻し条件とあわせて確認する必要があります。詳しくは、ANA国内線特典航空券の変更・払い戻しの条件を確認してください。

コードシェア便は「便名」も確認する

もう1つ注意したいのが、他社が実際に運航するコードシェア便です。

コードシェア便とは、実際の運航は別の航空会社が行っていても、ANAの便名を付けて販売されている便のことです。

この場合、どの航空会社が飛行機を運航していたかだけでなく、どの便名で予約していたかも確認する必要があります。

ANA国内線特典航空券では、原則としてANA便名で予約していることが条件です。また、日本エアコミューター(JAC)と天草エアライン(AMX)が運航する便は対象外と案内されています。

自分の予約がコードシェア便だった場合は、予約確認画面で、

「便名」と「実際の運航会社」の両方

を確認しておきましょう。

詳しい利用条件は、ANA国内線特典航空券の利用条件で確認できます。

7. ANAへ問い合わせるときの伝え方

ANAへ電話や問い合わせフォームで確認するときは、最初から「マイルを戻してほしい」とだけ伝えるより、予約の状況を順番に説明して、どのルールが適用されるのか確認したいと伝えるほうが整理しやすいです。

そのまま使える例を用意しました。

2026年5月19日の制度変更前後に予約したANA国内線特典航空券について確認したいです。
・予約番号または航空券番号:[記入]
・発券日:[記入/不明]
・第一区間の予約搭乗日:[記入]
・全旅程:[区間と日付を記入]
・使用済みの区間:[なし/あり・使用した区間を記入]
・予約変更や取消を試した日時:[記入/試していない]
・欠航・運航変更・システムエラーなど:[なし/あり・内容を記入]
・使用したマイルの元の有効期限:[記入/不明]
・PFCの支払記録:[あり/なし/不明]

この予約が旧制度・新制度のどちらの扱いになるのかと、現在でも可能な手続きがあるのか確認したいです。

また、払い戻しやマイル返還ができない場合は、その理由と適用される条件も教えてください。

「マイルを戻してほしい」だけで終わらせない

今回のように制度変更をまたいでいるケースでは、最初から「マイルを戻してください」と結論だけを伝えるより、

「この予約にはどのルールが適用され、現在できる手続きがあるのか確認したいです」

と伝えるほうがよいでしょう。

そうすることで、通常の自己都合による払い戻しなのか、欠航などの特別な取り扱いに当たるのか、制度変更に関する別の条件があるのかを切り分けて確認しやすくなります。

可能であれば、最後に「今回の回答の根拠となるANA公式の規定や案内ページも教えてください」と確認しておくと、あとから内容を見直すときにも役立ちます。

8. ANAから回答をもらったら、内容を記録しておく

ANAへ問い合わせたら、回答を聞いて終わりにせず、あとから確認できるように内容を残しておきましょう。

特に、次の項目を記録しておくと安心です。

  1. 問い合わせた日時
  2. 旧制度・新制度のどちらとして案内されたか
  3. 現在できる手続きがあるか、その理由
  4. 手数料が「円」なのか「マイル」なのか
  5. 返却されるマイル数と、そのマイルの有効期限
  6. PFCが返金されるか
  7. 追加で手続きが必要な場合、その期限
  8. 問い合わせ番号など、あとから照合できる情報

可能であれば、電話の場合は自分でメモを残し、問い合わせフォームやメールの場合は回答そのものを保存しておくとよいでしょう。

最終的には、自分の予約記録に基づくANAの回答を優先する

ANA国内線特典航空券でも、すべてのケースで同じ回答になるとは限りません。

たとえば、

  • 自己都合で利用しなかったのか
  • 欠航や悪天候などの事情があったのか
  • 全区間が未使用なのか
  • 往復をまとめて発券したのか、片道ずつ別々に発券したのか

などによって、適用される条件が変わる可能性があります。

この記事では一般的なルールを整理していますが、最終的には、実際の予約記録を確認したうえでANAから案内された内容を優先してください。

まとめ

2026年8月現在、2026年5月18日までの搭乗分として扱われる旧制度側の特典航空券は、通常の自己都合による払い戻し期限をすでに過ぎています。

そのため、今から通常の手続きをすれば、必ずマイルを戻してもらえるとは言えません。まずは、次の順番で自分の予約を確認してください。

  1. 搭乗日は2026年5月18日までか、5月19日以降か
  2. すべての区間が未使用か
  3. 自己都合なのか、欠航・悪天候などの事情があったのか
  4. 往復をまとめて発券したのか、片道ずつ別々に発券したのか
  5. 使用したマイルの元の有効期限はいつだったか
  6. PFCの支払いがあったか
  7. コードシェア便だった場合、便名と運航会社はどこだったか

欠航や運航変更、システム上の不具合など、通常とは異なる事情があった場合は、予約記録や当時のメール、通知、エラー画面などをそろえてANAへ個別に確認してください。

ただし、例外的な事情があったとしても、現在の時点で払い戻しやマイル返還を受けられることが保証されるわけではありませんので、ANAから案内された内容を優先するようにしてください。


この記事は、2026年8月29日時点で確認できた公開情報をもとに、ANA国内線特典航空券の制度変更と払い戻しについて一般的に整理したものです。

実際に手続きをするときは、自分の予約詳細とANAからの個別案内を優先してください。

また、ANAの制度や公式ページの内容は今後変更・終了する可能性があります。手続き前には、必ず最新のANA公式情報を確認してください。
最終更新:2026年8月29日

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